かずひろの野望 

高橋かずひろの公式ブログです。

手放すということ

 去年の今頃は工場で働きながら「辞めようかどうしようかな?」と考えていた。4月に入社してひと月でやめた。使っていたロッカーの隣に技能実習生の逃げ出した跡があった。全く未練はない。

 

 最近(2024年4月)は、4月に辞める新入社員が増えているのがニュースになっていた。時代が動いている。

 

 その後、出版社を作ろうと動き始めた。

 

 立ち上げ第一冊の本も作り始めた。本格化してやることも増えていった。

 

 出版社以外にもwebライターも時々やって活動量も増えていくので、マジ恋は引退した。いろいろあったがマジ恋に一緒にいた4人のメンバーは最後まで私にとって謎だった。

 

 なぜ地獄の合コンに女性を誘えるのに普通のデートに誘えないんだろう?

 

 なぜときどき彼女もいる人なのにマジ恋に参加したんだろう?

 

 周りの人の意図が最後までよく分からなかった。やっぱりいつまでも謎だと人は離れていく。

 

 年を取って見切るのがすごくうまくなった。こうやったらうまくいく、という知見は増えないのに、こうやったらダメになる、という知見は増えていく。これ以上進化しない計画から退くのが速くなった。

 

 手放したら他のものが埋まっていってそれで終わり、一年前の悩みなんかブログを見返さないと思い出せない。変化したなあという実感がなくて、記録を見たら実感したものがホントの変化だ。やっている活動を切り替えるのに未練をあまり感じないから新しい事ができるんだと思う。

 

 大学が最後のコミュニティ、社会人になると友達が減っていくのが社会の常識らしいが、私の場合は年を取って友達が増えて人生が豊かになっている。一個のコミュニティに依存しないから人間関係が全滅しないので友達がいなくなったらどうしようと悩まない。

 

 「やめる」までいかなくても見るだけになっているコミュニティも多い。なぜやめないのか?チャットをのぞくのが楽しいから、その辺のテレビ番組より面白い。

 

 生活が整いすぎた時にはかき乱してくれる何かが欲しい。経験が増えてくると慣れが生まれてきてたいていの刺激にはびっくりしなくなった。それを超える刺激を求め続けるのかな。人生というものは。