新宗教アソカルが進化している
関西に布教の足掛かりができた。
これで新興宗教の布教のコツが学べる。
そして肝心要の教義がどんどんと先鋭化している。
アソカルの教義は
万物界は吉野家の定期券にある
改札の前で座禅せよ
時計を捨てよ
ぼっちを救うためにトイレにカウンターを作れ
今回は
万物界は吉野家の定期券にある
を解説してみようと思う。
牛丼とは世界であり世界は牛丼に通じる。
はじめにどんぶりという大いなる空を作る実質があった
神はそこにご飯という名の万物のもとを入れた
ご飯の一粒一粒はゴハン族となったがまとまることを知らなかった。この時代はどんぶりの外からやってきたオカズ族の奴隷と化していた。
これを見た神は飯からできた人間が団結するように天から精霊タマネギスと共にニク族を遣わした。
ニク族の英雄ギュートンの力によりオカズ族を撃退することに成功したが今度はニク族とゴハン族が争い始めた。
これを見た神は天から茶色い雨を降らせ肉とご飯を一体化させて争いに終止符を打った。
余談だが梅雨のことを「つゆ」というのはこれを言うなり
こうしてどんぶりの中の人類は繁栄していき、周辺のネギタマ族、キムチ族、トウフ族も従えて
天界を目指しどんぶりの中に高い高いイン・スタバエンの塔を立てていった。
これを見た神はあまりの醜さに驚き人類を戒めるために
天よりパチッという音とともに二本の木槌を塔に突き刺したちまちのうちにゴハン族以外を追放してしまった。
今度は残ったゴハン族が茶色い雨の洗礼を受けたタレメシ族と世界の最下層に沈んでいて茶色い雨の洗礼も受けなかったシラメシ族に分かれ階級闘争を始めた。
当初は味という単独で生きていけるホーリーパワーを持っていたタレメシ族が勝つかと思ったが、かえって団結に欠けてしまいシラメシ族が勝って生き残り、負けたタレメシ族は暗黒界にすすられていった。
生き残ったシラメシ族の族長コビリツキジデスはどんぶりのふちの世界のさいはてで神と定期券の契約をした。
1 世界は牛丼であり牛丼は世界である
2 盛り付けのバランスを崩して世界を崩壊させてはいけない
3 悪魔である空腹を押さえつけて世界を平和にしなければならない
4 世界を作る天使(吉野家の店員)は大事に扱え
5 周辺部族をどんぶりの世界にのせてもよい。
6 週に一度は聖地吉野家に行け
この日から定期券は万物の象徴となりこれを保持することで天国へ行ける事となった。