かずひろの野望 

高橋かずひろの公式ブログです。

学生起業塾ウィルフがオンラインサロン化している件について

 

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youtu.be

 私は学生起業塾ウィルフに通っていたことがあるのだが、その時の実情について詳しく書いていこう。今までだとあまりにも悲惨すぎて書かなかったがもうそんなことどうでもよい。

willfu.jp

 

 私がこの塾を選んだ理由は、起業塾というと経営学かなんかの座学をした後でロクに試してもいないビジネスプランのプレゼンをして終わるイメージがあったが、ウィルフの場合は塾内のカリキュラムにフリマや学園祭の出店といった「リアル」を非常に重視している事と、塾代が安い事だった(私が通った時は半年通って12万、その後で値上げして18万になった。一般的なビジネススクールは全部通うと200万ぐらいかかる)

 

 私は「本気で起業する」気で入塾を決意した。

 

 はじめはすごく期待して通ったのだが同期の学生のテンションは「なんとなく勉強になればいいかな?」ぐらいの感じだった。

 

 T氏(横浜国立大学

 起業塾には見習いとして入塾した。(塾生としてのカリキュラムが終わった後で運営側に行った)、ウィルフ卒業後にNEET株式会社にいて分かったことだが友人への勧誘が凄まじくNEET株式会社のぬまさん(T氏と田舎が同じ)は悪質商法の勧誘並みの勢いでウィルフの勧誘を受けたらしい。

 私はこの人と一緒に組んで古着のEコマースでの転売をやったこともあったが全く頼りにならなかった。この人をウィルフのスタッフ側に入れる気持ちがよくわからん。

 

 U氏(慶応義塾大学)

 この人は社会人で金融庁に勤めながらウィルフに通っていた。正直に言って何のために起業塾に来たのかよくわからない。古着のEコマースでの転売をしたときにこの人とも組んだがこの人もダメだった。結局この人は途中でやめたが同期で飲み会するときには来てくれた。

 小池百合子希望の塾を立ち上げた時に入塾するみたいなことをFacebookで投稿していたが結局その後の投稿はない。多分入塾試験で落ちたのだろう。

 

 A氏(獨協大学

 私の同期の紅一点、見た目はまあまあかわいい。小さいころからバレエを習っていて、英語は本人曰く上智大学レベル国際通訳コンテストで好成績を残していていかにも上流階級といった感じ、塾内でもそれなりに結果を残していたが、困ったことに塾を卒業後数年してからマルチ商法に入ってしまったために除名処分になった。A氏に限らずウィルフには時々こういったOBOGが出現するときがある。「ウィルフ塾生なら安心」なんて言ってられない。

 

 H氏(中央大学

 ウェブデザインのエキスパート、二週間で140万ぐらい稼いで当時の利益額最高記録を作った。でもその後の消息は不明、続かないところを見ると多分相当無理していたのだろう。

 

 まあその他にも「なんとなく起業を学びにきました。」って感じの人が集まってて総勢20人ぐらいでスタートした。塾生は全体的にみんな大なり小なり生きづらさを抱えていて「このままだとつらいから起業を学んでおくといいんじゃないか?」という感じのテンションでみんな抱えている生きづらさに真剣に向き合っていない印象だった。起業塾はもやもや解決サロンではない。はっきり言って真剣に起業を考えている人となんとなく学びに来た人はコースを分けるべきだ。

 

 塾内ではEコマース、対面販売、といろいろやらされる。塾内で立ち上げる活動に使うお金はもちろんポケットマネーだ。

 

 私はEコマースをやった後に大学実情記(高校生向けの現役世代が書いた大学ガイド)を書こうと考えて実行したが散々な結果になった。このことは本気で書くと長くなるので、また別の時に書くことにする。

 

 正直に言って学園祭に出店したりとかはあんまり抵抗はない。ただウィルフのメンターから「とにかく結果を出せ。」と物凄い勢いでいわれるのは苦痛だ。ウィルフの中での半年間は結果がそこそこ出るが終わったとたんにエネルギーが尽きる。人からがみがみ言われても動かない奴は動かないし、動く奴は黙ってても動く。

 

 「圧倒的に努力しろ、気合で頑張れ。」と何べん言われたことか。人間努力してもダメな時はダメだ。努力すればうまくいく状態がきた時のために努力する必要はあるが。あのマキャベリも「必要なのは力と運だ」と言っている。はっきり言ってウィルフでさも結果が出ているように卒業生起業家のインタビュー記事が載っているけど、ああいう人はウィルフに通う前に大量に経験なり人脈なりの何かしら持っているんでウィルフに行く必要がない。経営学とか会社の作り方とか一通り教えてもらえるけど他でも学べるし、人が人にものを教える最大のメリットは「困ったときに相談に乗ってくれる」事だけど、相談しても「気合で頑張れ」と言われて終わりだ。オンラインサロンと同じで圧倒的に成長すると言っておきながら中の人同士が仲間になる気配すらない。その証拠にウィルフのOBOGでFacebookのグループがあるのだが累計の塾生は間違いなく増えているのに塾生からの投稿が皆無だ。

 

 圧倒的にすごい授業をするわけでもなく、中の人同士で人脈ができるわけでもなく、かといって卒業したからといって評価がアップするわけでもないんでまあ行かなくてもいいし行く元気とお金があるなら他のとこに使えばってところだ。