かずひろの野望 

高橋かずひろの公式ブログです。

終末の果て

 

 僕が書くまでもないが「時代の終末」だ。少なくとも日本は終末になっている。

 戦後は終末になる。

 

一年前にも分かっている範囲で新型コロナ(新コロと略)に関連する記事を書いた。

 

kazushock.hatenadiary.jp

 

 一年間経過して改めて考えると、

「いつまでこんなことやっているんだよ!」としか思えない。

 

 しかも、一年も様子を見て死者数も1万人突破したのが先月の下旬、つまり1万人の死者が出るのに一年以上はかかっている。

 こう書くと残酷に見えるかもしれないが、わが国ではインフルエンザの関連死も含めると毎年、一万人亡くなっている。ワクチンと治療薬がある病気でもこうなのだ。

 

 「インフルエンザが怖いので家に引きこもってください」なんて言い出したら社会は成り立たない。

 

 「不要不急の活動を自粛しましょう」なんて言い出すもんだから、必要な人と不要な人を選別する社会ができてしまった。

 

 たまに都会の街を歩くと、テナントが次々と撤退してがらんどうになっているビルがいくつもある。山手線の駅の一等地でだ。

 

 東日本大震災の直後に起こった自粛ムードが1年続いていることになる。 

 経済が悪くならないはずがない。統計的には分かっているだけで去年の4月から6月までの期間で年率27.8%も減っている。ちなみにリーマンショック直後は年率で17.8%減。 

 

 

 私は経済亡者ではない。それでも、普通の人が普通に暮らせるだけの経済は維持していくべきだと考えている。お金で幸せは買えない。でも不幸は撃退できる。 同じ死人でもコロナで亡くなった人は気の毒な犠牲者で、自粛の影響で発生した自殺者を減らすことは後回し、人の命は平等じゃなかったのか?

 

 経済を普通に回して、普通の人は普通の生活をして、重症者対策を集中的にサポートすれば医療崩壊は起きない。

 「病床数が足りない。」という人もいるけどあれは新型コロナが二類感染症という「危険な病気」扱いされているからだ。

例えば同じ二類感染症に指定されているMERS(中東呼吸器症候群)は致死率35%、こんな危険な病気と新コロをほぼ同格に扱うから病床数が足りないなんて騒がれるんだ。季節性インフルエンザと同じ5類に指定すれば病床数は一発で事足りる。

 

 アベが悪い、スガが悪い、日本医師会が悪い、go to トラベルが悪い、夢と希望を与えるはずだったオリンピックは敵扱い。

 

 新コロが日本に上陸してからいろいろと犯人捜しが始まっているが一番悪いのはテレビを中心としたマスコミ。

 「危険な病気だ。恐怖の殺人ウイルスだ。」と延々と宣伝してきたもんだからもう今更後戻りできない。

 後になって「大したことありませんでした。どうもお騒がせしました。」なんて口が裂けても言えない。だましたことになってしまうから。

 

 いざという時に人の本質が出るという言葉があるけど、政治家も学者もマスコミの前にへいこらして自粛ムードの片棒担ぎをしているだけ。今年は衆議院の総選挙があるが仮に政権交代できたとしてもマスコミの下請け政党同士でやったりとったりしても本質的に何の成果もない。

 学者も学者で「新コロは危険です。自粛しましょう。」と言わないと次から番組に出してもらえないからテレビ局の都合よいことしか言わない。まるで若手芸人だ。

 

 一般人にできることは生活を守ること、テレビをなるべく見ないこと、本質を知る人同士でつながること、パニックにならないことぐらい。何でもかんでも自粛していたら精神的に滅入ってくる。

 

 新コロに感染するリスクは安全性が怪しいワクチンを打てば無くなるだろう。病院の職員がワクチンを打った翌日に亡くなったニュースもある。

この記事を書いている筆者は安全性がはっきりするまであまり打ちたくない。

 

 問題なのはインフォデミック(情報災害)だ。日本の社会全体が陥ったパニックを日本人自身の手で克服できるのか?アマビエに祈るしかないのか?

 

 もし自国で克服できないとしたらGHQみたいな外部からやってくる集団に変えてもらうしかないのか?

 

 「戦後」という一つの時代の終末が来ていることだけは確かだ。