かずひろの野望 

高橋かずひろの公式ブログです。

2019年 参議院前に選挙を語る

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 今年の7月に参議院選挙がある。4月には統一地方選があった。

 

まず、4月の選挙について

 

 特筆すべきは「NHKから国民を守る党」に見る浮動票狙い作戦。

 現在行われている多くの世論調査では浮動票が過半数を超えている。

 つまり、浮動票を全部味方につければ他の全政党を敵に回しても政権が取れてしまうわけで、浮動票狙い作戦の「NHKから国民を守る党」が出てくるのも当然の結果なのだがこの前の統一地方選では目に見えて躍進したと感じた。

 

 あと、強力な一手だと感じたのは逆張り作戦。杉並区議会選挙のほらぐちともこ氏の商店街の再開発反対を堂々と前面に出して上位当選していた。再開発賛成の票は他の候補者で分け合うが、反対の票は独り占めできる。実に効率的な作戦だ。

 

 おもしろかったのは安倍総理が応援に大阪に行くと地元の自民党の議員に嫌がられたニュース。この議員さん、自民党の選挙資金は欲しいけど安倍晋三の応援はいらなかったのか、愛よりも金目当ての恋人みたいだ。安倍総理吉本新喜劇の舞台にも立ったけど、よしもとの方が闇営業でイメージを悪くした。共倒れといったところか。

 

 このブログを書いている7月に参議院選挙がある。5月6月はテレビには失言のニュースばっかり流れていて、Twitterには失言防止マニュアルが流れていた。

 

 で、参議院選挙が間近になって「最近、テレビで選挙の取材をすることが減ったなあ」と思う。

 

 売れない芸能人が離婚したとか車でちょっと事故ったとかそんなニュースばっかりで国民の暮らしにかかわる大事なことを報道しない。「NHKから国民を守る党」ならぬ「テレビ局をぶっ壊す党」がそのうち出てきそうだ。

 

 テレビ以外で選挙を知る手段となるとインターネット、ネットと言えばネトウヨ。安倍政権はネトウヨ政権なんてことも言われるが、ネトウヨは国政選挙の結果を左右するほど存在するのだろうか?もしいたら怖いな。

 

 ネットは若い世代が政治に興味持つきっかけみたいに言われることもある。でもネットで政治の議論している人々は政治の事をある程度知っていて自分の意見をしっかり持っていて、自説を主張するためにSNSを使う人が多い(私もその中の一人)

 

 自分と意見の合う政治家のアカウントしかフォローしないから情報が偏る。当たり前だ。全く知らない人に存在を伝えるのは結構難しい。

 

 ネットとテレビ以外の手段となると生で演説会を聴きに行ったり、インターンで演説会の手伝いをすることもある。

 

 日本維新の会の音喜多さんの演説会を聴きにいった。音喜多さんは演説前にダンスを踊って若さをアピールしていた。肝心の演説の方はしがらみのない維新の会が年金制度を一旦ぶっ壊して再構築します。といった内容で正直に言って勉強になる要素はあんまりなく、若さと勢いだけだった。

 

 聴衆は仕事帰りで白シャツの若い人もちらほらいた。ボランティアも若い人をそろえていた。あたらしい党の若手議員を集めるイメージ作戦は、将来私が立候補した時にもやってみたいものである。500人収容できる会場が満杯になっていた。

 

 

 相変わらず松原仁さんのインターンにも行っていて国政報告会という名の候補者、塩村あやかをお披露目する会の手伝いもする。クローク係をやった。客層はご年配の人が多い。途中で歌手が出たり、ハープの演奏が入ったりと観客を飽きさせない工夫が見事。こちらの方はディナーショーみたいになっていて料理も出る会で、荷物の数から類推して70から80人の観客を集めていた。

 

 肝心の演説の内容は「破綻している年金制度を作り替えまーす」といった事を丁寧にしゃべっていた。これだと記憶に残りにくい。こうしてみると老後に2000万円必要と金融庁が言いだしたのは選挙の争点を決めたという点で一種の急所だった。

 

 

 ダークホースで凄そうなのが山本太郎のれいわ新選組、令和になってできた政党で、なんと個人献金中心に約1,6億円集めた。しかも1000円や5000円の寄付が6、7割を占めているらしい。演説も聴きに行ったけど意外としっかりした人で日本の借金のこともちゃんと分かりやすく解説していて偉かった。創価学会の人もれいわ新選組から立候補していたけど実験として大きな意義がある。