高橋かずひろ 政治家志望 

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ホリエモンの都知事選の公約、丁寧に分析してみた

 

 2020年の7月の都知事選にホリエモンが出るらしいと話題になっている。

 

 初めに言っておくが私はホリエモンが嫌いだ。

 

 グローバリストと原発賛成論者と自己責任論の三つがそろった典型的な「政治家にしてはいけないタイプ」の人で、意識の高そうな本を書いてオンラインサロンだけやっていて欲しいものである。

 

 一癖も二癖もありそうな実業家の出馬ということでアメリカのドナルド・トランプと同じような目で見る人もいるかもしれないが、トランプは良くも悪くも反グローバリスト。ホリエモンはどこにでもいるグローバリスト。この点が根本的に違う。

 

 グローバリズムは「世界の国の人達と仲良くしましょう」的な生易しいシロモノではない。世界中を均一化して一つの大市場にしてしまうトンデモ思想で、そのためには国の機能を維持するのに絶対に必要なインフラや、関税、国の法律なんかも平気でぶっ壊してくる。産業がぶっ壊れて失業者があふれて、インフラはお金持ちしか使えなくなるので気が付いた時には外資の植民地になっている。日本もそうなりつつあるけど。世界平和のためにはマイナスしかない。

 

 最近になって世界中で政治の右傾化が騒がれているけど、ホントはそのずっと前に「グローバリズムによる極端な左傾化」があったわけで、それに対する反動でトランプをはじめとする反グローバリストが出てくるのは自然な流れと言えるだろう。

 

 そのため、ある程度学問をおさめた人がグローバリズムと聞いてなんとなくいいイメージを持っている国って世界中探しても日本ぐらいなんじゃないだろうか。しかも深く考えて「グローバリズム賛成」と言ってるわけじゃなくて、「これからはグローバルな時代になるから適応するために英会話を頑張ろう」みたいな感じで思想性抜きのオシャレワードとして使われてきた部分が多い。

 ※最近は飽きられはじめたのか「意識高い」と言われることも多いけど、 

 

 ホリエモンは意識の高いビジネス本を書くライターで、成り行きでグローバリストになったのだろうが、グローバリズムをこれ以上政治に持ち込まれると困るんだよ!!

 

 それはそれとして選挙公約は結構考えさせられるのが多かったので一個一個分析してみることにした。

 

 

  • 本当の渋滞0

 あんまり必要ない。

 私は東京の大田区で暮らしているが東京都内では最近渋滞を見ていない。たまに都心の方にも行くけどそこでもあまり渋滞は見ていない。世界の都市で特に発展途上国の都市で渋滞がものすごくて交通規制が追い付かないところもあるが、鉄道の発達した日本の東京ではあまり渋滞問題は東京都が全力で取り組む問題ではない。

  • ETCゲートをなくす

 ちょっといい制度 

 高速道路を使う人にとっては便利になる。ETCがない分どうやってお金を取るのかが不明だが、IT都市深圳のコンビニのように入場した時にクレジットカードの情報が読み込まれて降りた場所のデータから高速料金を計算して勝手に口座から引き落とすシステムではないかと思われる。デジタルが強い人にとっては高速道路がちょっと便利になる。

  • パーソナル・モビリティ推進都市

 税金の無駄

 パーソナルモビリティというとかっこいいが要は一人乗りのコンパクトな移動支援機器。私もセグウェイにちょっと乗ったことがあるが意外と運動神経を使う。早歩きぐらいのスピードが出る。バランスを崩して転ぶと結構いたい。骨の弱い人が乗るのは危険。初めて乗ると結構楽しいがすぐ飽きる。税金を投入してまで当たり前のものにする必要はない。

 

  • 満員電車は高くする

 ぜひやって欲しい

 満員電車を減らす公約はいろいろあったが、このぐらいやらないと「ラッシュアワーに電車に乗る。」という日本人の悪習は無くならない。

 

  • 切符も改札機も無くす

  改札機は廃止できるが切符は無くせない。

 切符代と改札機のメンテナンス代はキセル乗車の被害額よりも高いので廃止というのも一理ある。その代わり抜き打ちで検査してキセルがばれたら罰金を取る仕組みになるのかもしれない。 

 お金の支払いはIT深圳のコンビニみたいに入場するときにクレジットカードの情報を登録して駅の出口で乗った分だけ電車賃を払うシステムにするのかもしれないが、世の中にはデジタルに弱い人やクレジットカードが作れない人もいる。その人たちにも電車は必要なのでやっぱり切符は必要。

 

  • 現金使用禁止令

 早すぎる

 キャッシュレス決済を普及するための作戦かもしれないが、現金しか使えない人の存在を無視している。

もしどうしてもやるなら「国民全員がクレジットカードを持ってスマホも使えて支払いアプリが使える状態」にしてから発令するべきで順番的に早すぎ。戦国時代が終わる前に刀狩をやるようなもんです。

 

 やって欲しい

 両方とも客が山のように乗るドル箱路線なので「便利」を第一に考えて運営しても何も問題ないと思う。

 

 条件付きでやって欲しい

 ただし、Uberと同じオンライン配車サービスを展開する日本の会社があったら少なくとも、Uberを認めつつも日本版Uberも保護して育てるべき。あとは白タクなので変な事をしないか監視する仕組みも絶対必要。

  • 東京の空が空いている

 不明

 高いビルを建てる?ドローンの事?抽象的過ぎてよく分からん

 お金のむだ。

 皇居はディズニーランドではない。観光地としてどうしてもお城が欲しいなら娯楽施設として民間で建てれば良い。

  • VRのインフラを整える

 現時点では必要ない

 VRを盛んにすることは将来的には必要になる日がくると思うが、今インフラを整えられても都民には「VRはナニモノカ?」「どんな役に立つのか?」が分からない人も多い。そういう状態でインフラだけ整えられてもメリットは薄い。

  • 足立区は「日本のブルックリン」に生まれ変わる

 必要ない

 足立区は「貧困、治安が悪い」とささやかれているが、東京23区のなかでは若者人口の多い有望な地域。若い人が多い分、治安がどうしても他より悪くなってしまうのもある程度仕方がない部分もあるが最近は改善されてきているし、「解決可能な社会問題」だ。ブルックリンをニューヨーク市の一部に組み込んだように足立区を他の地域に吸収させる必要はない。

 

 ただ、23区の地域を統廃合させるアイデアは使い方によってはいいと思う。特に23区の周辺の区は統廃合も視野に入れて考える時期に来ている。私は東京の大田区に住んでいるが「若い人が少ない、お金持ちが少ない、都から迷惑施設を押し付けられている」の三重苦で「将来的にこの地域やっていけるんだろうか?」と思うことが多い。むしろ東京都をやめて神奈川県に入れてもらう計画ぐらい立ててよいかもしれない。

 

 不明 どんな風に改革するか分からないので

 

 ただ、豊洲は実際に足を運んだことがあるが人工都市のような無機質な建物に一般人立ち入り禁止の不便な構造で正直に言って観光客は一度来ても二度目は行く気がしなくなる。

 ここだけは改善するべき。

 

 ある程度必要

 ただ官主導でやってしまうと築地の築地らしさがなくなってつまらない街になってしまうので、地元の人のサポート役に徹するべき。

  • オリンピックはリモート競技に

 延期がよい 

 陸上競技とかはリモートでも世界大会ができるが、レスリングや柔道といったリモートできない種目も多い。コロナが収まった時にもう一回オリンピックをする約束だけ取り付ければそれで良い。無理してオンラインにしなくてもよい。

 

  • オンライン授業推進

 是非やって欲しい  

 実際に会ったほうが理解が速い授業も多いが、オンライン授業も推進していくべき、コロナの影響でオンライン授業は注目を集めているが、高校や大学に電車に乗って毎日通うのはコロナがあってもなくても疲れる。コロナ対策でオンライン授業は結構日常になりつつあるのでテレワークの方に力を注いだ方が良い気もする。

  • 紙の教科書廃止

 やって欲しい 

 内容が同じなら、電子書籍にした方が忘れ物も減って良いし紙を使わないので資源の節約になる。ついでにインターネット上で教科書を無料公開して誰でも見られるようにしてほしい。

  • 学校解体で子供の才能を解放する

 危険

 学校がないことで才能がぐんぐん伸びるタイプの子はいる。しかし学校解体で低学力層の子どもは壊滅的に勉強ができなくなる。具体的には少年ジャンプの漫画が難しくて読めない子供が量産されるのでやっぱり低学力層に学校は必要。

 ただ、高学力層の子ども向けに学校の授業が免除になる高卒認定のような試験は作っても良いと思う。

  • 「正解」を教えない教育

 できないしやってはいけない。

 たとえ「正解」を教えない教育をしたとしても、大学受験や高校受験は普通に存在するので、評価が必要になる。評価を決めるための「正解」は教えられていないので、試験とは別のところで評価を決める。結局は勉強以外のところで競い合うことになるためやりたくもない部活や委員会をしぶしぶ続けることになる。

 公立の学校だけで「正解」を教えない教育をして私立の学校がこれまで通りの教育をすれば、受験の学力試験では壊滅的な学力差になるため、教育熱心な親の子供がますます私立の中高一貫校に逃げることになる。

 どうしてもやるなら日本国内のあらゆる受験を廃止して、代わりに学内でついていける学力を持っているかを確認するテストをした後にくじ引きで選考するシステムにする。東大でも京大でも受験をしたことが発覚したら即刻取り潰しぐらいの強力な権限があれば、「正解」を教えない教育は実現できる。

 

 条件付きでやってもいい

 私は麻薬は危険と学校で教えられて育った。現在の法律で大麻は違法になっているが、科学的に大麻が脳に与える悪影響は酒やたばこよりも低い。法律で禁止しても違法ルートから入手してこっそりと吸う人が後を絶たないので、闇社会の資金源になっている。

 それならいっそのこと、お医者に処方してもらう。ぐらいの条件を付けて大麻を解禁することはメリットがデメリットよりも大きい。

 

 これもやったほうがいい

 ピルは危険なイメージが付きまとっているが都でイメージ払しょくに努めて、正しく使う知識を広めるべき。

 

 やったほうがいい

 健康寿命とは介護が必要なく自立して生活できる期間の事で日本は寿命が長いわりに健康寿命が短い、つまり寝たきりや認知症の状態で長生きしている事が問題になっている。 自立して暮らせる期間を長くするのは高齢者の幸福のためにも、医療費や介護費を減らすためにも重要。

 具体的には歩いて入所できるのに数か月で寝たきりになる老人ホームを規制したり、体力や気力がある高齢者にはもっと社会参加してもらう工夫がほしい。高齢者が社会参加すれば悪質商法に騙されるケースも今よりずっと減るだろう。

 

  • 「ジジ活」「ババ活」で出会い応援

 条件付きでやってもいい

 パパ活、ママ活の高齢者版で、血のつながりのないお年寄りと子供が一緒に遊んで子供に適当にお小遣いを渡す活動ならやっていいような気もする。

 ただ、お年寄りと言っても知らない大人なので子供と一対一で会わせるのは危険。最低でも子供の方はお父さんお母さんと一緒に会いましょう。

 

 不明

 ダイバーシティ(多様性)を大事にする意味に受け取れるが具体的にどんな多様性なのかが不明なので分からない。

 

  • ストップ・インフォデミック

 大いにやるべき

 インフォデミックとは「根拠のない情報の拡散、それに伴う社会の混乱」のこと

 コロナウイルスの悪質なデマを報道するマスコミ、影響力を持つネットのインフルエンサーには、悪質な情報をばら撒かないように強く要求するべき。

 自粛警察はホントの警察に悪質ないたずらとして動いてもらう。

 

  • 経済活動を再開せよ

 大いにやるべき

 そもそもコロナウイルスの致死率は大したことない。貧困層がお医者にかかれないアメリカの調査でも致死率は0.2%なのだ。

kazushock.hatenadiary.jp

 

 こんなことでいちいち緊急事態宣言を出している時点でおかしい。日本では「一日あたりの死者が減らない」と大騒ぎしているが、あれはパニックになった民衆が保健所に不要不急の電話をするからホントに困っている人の電話がつながらないのだ。一般人はパニックにならないように普通の経済活動をして、コロナウイルスの治療をする医療関係者は高給で手厚く保護。これが一番正しい。

 

  • 今こそネット選挙を導入せよ

 大いにやって欲しい

 紙に名前を書いて投票するシステムでは、どうしても不便が生じる。家から出るのがつらい人にも、現住所がある地域から離れて暮らしている人にも投票権はある。ただまあ、インターネットが使えない人のためにもしばらくは紙の投票箱も欲しい。

 

  • 記者会見なんてオンラインで開けばいい

 やって欲しい

 記者会見は、記者が質問する→それに答える、の繰り返しなのでわざわざ生で会う必要はあまりない。一度は生で会ったほうがいいと思うけど、毎回毎回記者会見のたびに記者会見だよ!全員集合は非効率。

 

  • 都職員の9割をテレワーク化

 できるならやってもいい。

 職員の仕事の内容にもよるがテレワークでもいい仕事はテレワークにするべき。気を付けたほうが良いのはオンライン会議。私もコロナ騒動で人並みにオンライン会議をやってきた。個人的なオンライン会議の感想を言うと「オンライン会議はダレやすい」。普通の会議は会いに行くのに電車に乗って時間を使うし、場所代もかかるから何とか結論を出そうといい意味で緊張感がある。オンライン会議はボタンを押せばすぐつながってしまい、延長も気軽にできてしまうのでダレやすい。

 でもオンライン会議がダレるデメリットよりも毎日電車に乗って職場まで通うコストが節約されるメリットの方が大きいと思うので賛成。

 

 やってはいけない。

 公用語とは「役所が国民向けに発信する情報に使う言語」の意味で、主に一つの国の中に複数の言語がある国で制度化されることが多い。具体的には東京都の条例や都民へのお知らせといったありとあらゆる、「東京都から都民への情報」に日本語版と英語版両方を用意する必要がある。当然どっちも公式情報として扱われる。

 役所が出す書類の海をもう一つ増やすようなもので凄まじい行政のむだが起きる。

通訳を山のように雇わなければならない。外人の対応には専門の職員がいればいい。都職員には英語の勉強のほかにやることがある。

 

  • 東京都をオール民営化

 絶対にやってはいけない

 外資に売り飛ばすのは論外だが、民営化と聞くと効率が良くなって便利になる気がする気持ちも分かる。

 しかしよく考えてみてほしい。民営化とは民間への丸投げで民間人は儲からないビジネスから撤退しても何の責任も問題もないのだ。

 儲からないけどやらなきゃいけない事を切り捨てたらどうなるか?

営団地から追い出された人があふれかえったり、ゴミ収集車が来ない地域が出現したり、都バスも儲からない地域からは撤退すれば都会の中での格差は拡大してスラム街が出現するだろう。

 

 

 後処理が難しい

 妖精さんとは働かない正社員のおじさんの事で、会社では午前中の数時間しか姿を現さないのでこの名がついた。

 たしかに妖精さんの社員を切り捨てたい企業は山ほどあるだろう。

 しかし、それで経済が良くなるかどうかというと別の話。妖精さんをクビにした企業がクビにした分の労働力を若者を雇って埋め合わせして経済を回してくれる保証はどこにもない。このご時世、浮いた人件費はがっちりため込む企業の方が多数派ではないだろうか。そして妖精さんの人生も社会全体で受け止めないといけない。わが国ではただでさえ貧困中高年が貧困老人になったらどうしようと騒がれているのだ。妖精さんを貧困中高年にしたらさらに深刻になるだろう。 

 妖精さんをクビにした会社の業績は上がるが、国全体の経済や社会不安のためには良くない。妖精さんを雇い続けられるだけの能力のある企業からは税金をもっととっても良い。そのお金で貧困中高年を救済する仕組みを作ってから、リストラ計画を実行しましょう。

 

  • 遊び場を増やす

 不明

 遊び場といったもクラブやライブハウスから近所の公園までいろいろありすぎて分かりにくい。それでも小さなライブハウスやイベントスペースがやっていけるような仕組みを作るのは賛成。

 

  • 限りなく生活コストを下げる

 やったほうがいい

 生活コストを下げるとなると、衣食住と交通費が入ってくる。衣と食は「作ったのに売れないで捨てられてしまうもの」が山のようにある。そういう時には廃棄した業者から高額な罰金を取り、廃棄したくない時はフードバンクのような組織に寄付してもらう仕組みを作ればよい。

 商売でやる以上高値で買ってくれる人に売って、売れ残りを破棄した方が儲かってしまうのだ。

 ただ、衣と食でそれをやってしまうと生活コストが上昇してしまうのである程度「公」が口を出すべきである。

 住つまり住居の事だが東京都は住む場所が全くないわけではない。空き家を持て余しているだけ。DIYするなり改装するなり建て替えるなりすれば住みたい奴は絶対出てくる。供給が増えれば値段も下がるだろう。

 交通費も東京の空き家が改装されてもっと便利なところに住むようになれば遠くから職場を目指す必要がなくなる。あとテレワークが増えればさらに交通費は減る。

 まあこんなかんじで減らせる分は減らしていきましょう

 

  • 人生100年時代のコミュニティ

 都でやる必要はない

 これから医療が発達すれば人生100年時代がくるので、そのためのコミュニティを作るという発想は一理ある。確かに心の支えになるコミュニティがあれば心の健康を保てるという人も多い。しかし、「人生100年時代のコミュニティです。」と言っている時点で年寄り扱いしているわけで年寄り扱いされたら怒って参加しないお年寄りも多い。参加するコミュニティは自分の意志で決めたほうが本人の幸福のために良いしそれは公が口を出す分野ではない。

 

 

  • 都民限定の無料オンラインサロン

 必要ない

 

 東京都民は2019年時点で約1400万人いる。無理にオンラインサロンを作っても人数が多すぎて混乱するだけ。無料オンラインサロンなのでアンチも存在すると考えたほうが良い。

 

 まあ、この公約集、ホリエモンにとっては本気で選挙を勝ちに行くためというよりも本を売るための宣伝といった感じに受け取れる。

 それでもコロナの影響で選挙活動が実質的に何もできない。(演説してチラシ配って握手してとかモロ濃厚接触だしね)非常状態のまま、7月の都知事選に突入すればひょっとすると万に一つの大番狂わせが起こるかもしれない。