安倍総理がついに辞任した。原因は大病という事になっている。私は医者ではないので詳しいことは分からないが本当に大病なら国会議員も辞める必要がある気がする。
次期首相を決めるために総裁選が始まった。
若者政治メディアが総裁選の解説し始めた。
「#未来の総理とU25」と言いながら総理大臣の候補者にインタビューをするだけの企画だ。
関わっている若者政治団体は
POTETO
PoliPoli
NOYOUTHNOJAPAN
1、質問が全体的に低レベル
「なぜ政治家になろうと思われたんですか。」
「いつ勉強して、どうやって知識を得ていくんですか。」
これは小学生の質問ではない。有名大学の学生の真面目に考えた質問だ。質問の内容が政策の中身や日本の未来の話ではなくて、石破茂のプライベートを聞く質問になっていて、この時点で政治のインタビューとしては失格だ。
誰も「石破茂がプライベートで何するか?」なんてそんなに知りたくない。一番知りたいのは「石破茂が総理大臣になったら何が起こるか?」だ。本質から逃げないでくれ
政治っぽい事を聞いている質問も
「日本の温室効果ガス排出削減目標は2030年までに13年比26%減ですが、上げるべきだと思いますか。」
地球温暖化は「止めないといけない事」になっている。(懐疑論もあるけど)答えが初めから固定されている質問なのだ。
我々読者は「答えが分からない事」を聞いてほしいのだ。「答えが分かっている質問」をぶつける時点で手抜きである。
こういった手抜きの質問、どうでもいい質問を連発するから「意識高い系」とバカにされるのだ。
2、石破茂の学生をバカにした返答
答える側の石破茂も負けていない。
「なぜ政治家になろうと思われたんですか。」
の質問に対して
「世襲です。角栄さんに言われて選挙に出ました。」といった趣旨の回答をしていた。
はっきり言って、学生をなめきっている。
もちろん、「世襲で選挙に出て当選した」という事実は変えられない。それでも「政治家にならないか?と角栄さんに言われて最終的に自分で考えて選挙に出ることに決めました。」ぐらいの言い方をして頂きたいものである。
世襲が悪いのではない。自分の意思を持っていないのが問題なのだ。
「自分の意思を持っていない事」をいけしゃあしゃあとインタビューで答える時点で学生とインタビュー記事を読むであろう国民をなめきっている。
3、このポンコツぶりを応援する周りの人の思考停止ぶり
さらに問題なのは協力している周りの人たち。毎日新聞と産経新聞をはじめとする新聞社を筆頭に各種ニュースサイトが無批判に応援をしている事。
「レポートする気ゼロのゴマすりインタビュー」を「若者が政治に興味持ってエライ」レベルのほめ方でおだてている。
拡散も手伝うわけだから「今どきの若者は政治に関して何も考えていない」というデマも一緒に広がっていく。最悪なインタビュー記事を作るのが学生なら、その最悪な記事をさもありがたがって広める活動をするのが周りの大人たちだ。
彼らのしている事は「無知な学生への甘やかし」であり長期的に見れば「学生が政治に興味を持つこと」を妨害している。
現時点では石破の記事しか出来上がっていないが、三人分のインタビューもできるだろうから、これからどんな展開になるのかしかと見届けたい。
くり返す
「#未来の総理とU25」のプロジェクトと
POTETO、PoliPoli、NOYOUTHNOJAPANの三つの団体は要注意だ。